2012年10月17日

【cinema】フォロー・ミー

followme.jpg


↑画像をクリックすると大きいイラストが見られます。



男は建前を気にするばかりに
目の前の女の本当の姿を見ようとしない。
恋愛中は彼女の全てを愛していたのに、
「理想の妻」を求めてしまう。

女は本当の自分、自分の目に見えるすべてを
男に観て欲しいのに、一緒に感じて欲しいのに
私じゃない私を要求され、
二人でいてもひとりぼっち。

普遍のテーマであり、
重苦しい問題でもある。

でも一人の登場人物によって、
灰色の日常がカラフルに色づき、
大切なものに気づいてゆく。

その描写がなんとも温かくて
微笑ましいのだ。

若干荒唐無稽な展開に
「ありえない!」といってしまえばそれまで。

ただこの作品にはそれを感じさせない
作り手の優しさ、誠実さとユーモア。
そしてこの時代には確かにあった
観客側のそれらを包容する
ある種、大人の余裕があったのだと私は思う。

と、くどくど書きましたが、
私が愛して止まない、
1970年代のロンドンの町並み、
そして巧みな俳優陣、
ミア・ファローのキュートな演技、そして
探偵を演じるトポルのおとぼけっぷりと
優しいまなざし
…を観るだけでも一見の価値あり。

近年まで埋もれていた名作。
DVDが最近リリースされたばかりなので
ぜひこの秋にご覧頂ければ幸いです★




----------------------------------------------------------------

「フォロー・ミー」
英国の上流階級出身で一流の公認会計士チャールズは、
気ままな旅行をしていた米国生まれのベリンダと知り合い、結婚。
しかし、「育ちの違い」なのか、二人の間はやがてギクシャクしていく。
約束の時間を守れず、家を空けてばかりのベリンダに
浮気を疑ったチャールズは素行調査を依頼。
探偵クリストフォルーがベリンダの尾行を始めるが、
ロンドンの街を彷徨う彼女の姿を見て
探偵はあることに気づくのだった。

製作国    イギリス・ドイツ
初公開年月  1972年
監督     キャロル・リード
出演      ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン





----------------------------------------------------------------



newhp.jpg

『ちちんぷいぷい★』
http://aquemeg.com


にほんブログ村 イラストブログ プロイラストレーターへ
にほんブログ村
posted by aque at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック